気功 養生天人功

2月の食養生(立春 / 雨水)・3月の食養生(啓蟄)・4月の食養生(清明 / 穀雨)

(文 / 養生天人功認定指導員:安藤)

立春(りっしゅん)2/4〜2/18

腎陽だけでなく腎陰も手当したレシピ

二十四節気の春の始まり、立春は2月の初めです。

陰陽が入れ替わり、暖かさが増してくる春分まで1か月半もあります。

2月は暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続きます。

冬の臓である腎は冷えに弱いですから、

腎の冷え対策をした食事をとるようにしましょう。

中国では節気に合わせて、2月は「ニラを食べる」習慣があると書いてありました。 

 

徐々に暖かくなり自然界の陽気が増え始め、それに合わせて体内の陽気も緩んできます。

ニラはその陽気を温め成長させます。

寒さを散らす、血の巡りを良くする、冬の臓である腎の働きを高める、解毒する、といった働きのあるニラをこの時期に食べることは理にかなっていますね。

 

ニラは「起陽草」とも呼ばれ、冷えのある男性のEDに効果があるとされています。

〈ニラとエビのくるみ和え〉

・ニラとエビはサッと茹でる。

くるみはすりつぶして醤油、砂糖、練りごまで味をととのえ、エビとニラを和える。

・くるみも腎陽を補います。

 

〈ニラとエビと卵の炒めもの〉

・ニラは炒め、塩で調味。エビは酒、片栗粉、塩で下味をつけて炒める。

卵は割って、塩を入れ、炒める。ニラ、卵、エビを彩よくあわせる。

・ニラもエビも体を温め、腎陽を補います。

たまごは体に潤いを与え、補血します。

 

食  材

/味 

帰  経

ニ ラ

/辛・甘

肝 胃 腎

エ ビ

/甘・鹹

肝 腎 胃

たまご

/

肺脾胃心肝腎

くるみ

/

腎 肺

雨水(うすい)2/19〜3/5①

2月のこの時期は陽気を生長させる時期です。

でもまだまだまだ寒いので、

体の陽気がうまく巡れるように、体を温める食材、気血を巡らせる辛味、

陽気を補う甘味の食材を取り入れるようにしましょう。

【ネギ・生姜・香菜・茗荷・三つ葉など】

〈生姜と陳皮のお粥〉(二人分)

陳皮(6g)は水につけて戻し、みじん切り。

生姜(10g)はみじん切り。

お米1/2合は炊く30分前に研ぎ、ザルにあげておく。

鍋にお米、生姜、水1ℓ、塩少々、オリーブオイルを入れ、中火にかける。

沸騰したら弱火で40分くらい炊く。

炊き上り直前に陳皮を加えて混ぜ、火を止める。塩で味を整える。 

器に盛り、茹でて斜めに細く切った絹さやを添える。

 

お粥より炊いたご飯がいいという方は、

〈生姜と陳皮のごはん〉

お米(1合)、みじん切りにした生姜(10g)を炊飯器に入れる。

お酒と塩少々を加え、水加減して炊く。

陳皮(6g)はお酒につけて戻し、みじん切り。

炊き上がったら陳皮を入れ、蒸らして、混ぜ込む。

器に盛り、茹でて斜めに細く切った絹さやを散らす。

 

お米(うるち米)は気を補い、胃脾の機能を高め、

陳皮、絹さやは脾の気を巡らし、

生姜、お酒は体を温め、陽気の上昇を助けます。

〈ブリと白菜キムチ和え〉

お皿に大葉を並べ、その上に大葉の緑が見えるようにキムチを敷き、

その上にブリの刺身を並べ、白髭ネギを盛る。

全部かき混ぜて食べるもよし、大葉でお刺身、キムチ、ネギを包んでもよし、

温かいご飯に乗せて丼にしてもよし!

 

〈ブリと白菜キムチ和え〉は体を温め陽気を促し、気を補って胃腸の働きを高める、

と理屈は完璧! だったのですが…

辛さが尖っていない、優しい甘みのあるキムチを選んだのですが、不安的中、

キムチの強さにブリのお刺身が負けてしまいました。

 

・ブリは温/甘鹹、肝・脾・腎に帰経。体を温め、気、血、体内の正常な水分を補い、

臓腑を潤し、胃腸の働きを高めます。

高タンパク、高脂質。EPA(亢血栓、等)、DHA(脳神経細胞機能維持、等)、

タウリン(亢動脈硬化、等)が豊富。

疲労、体力減退、知力低下、眼精疲労、貧血に効果が期待されます。

・キムチに使われている香辛料、ネギは体を温め、陽気の上昇を助けます。

・大葉は気を巡らせ、胃腸の働きを高めます。

 

出世魚のブリは今が旬ですから、〈ぶり大根〉や〈照り焼き〉など。

たくさんの野菜と一緒にぜひ食べてくださいね。

 

さて、夕食に予定していた〈ブリに白菜キムチ〉はやめにして、ブリを食べない家人向けに、

出汁、ネギ、生姜、キノコ、粗挽きウインナー、黒砂糖少しを加えたキムチスープに。

私はブリのしゃぶしゃぶ風で、いただきました。残したスープで雑炊。温まりました。

 

キムチは温めると乳酸菌が減る・死ぬ、栄養効果が落ちるそうです。

〈ブリに白菜キムチ〉は体を温めるためですので、

熱いスープにキムチを入れて、気持ち加熱しました。

2月も半ばを過ぎました。この時期は寒暖差が大きく、

1日の気温の変化が激しい日もあり、体調管理が難しい時期でもあります。

 

春の五気は「風」で人体に無害ですが、人体の抵抗力が落ちているなどが原因で、

「風邪(ふうじゃ)」となると病気を引き起こします。

風邪は様々な邪(寒・湿・燥・熱など)を引き連れて人体を侵します。

「風邪は百病の長」と言われる所以です。

 

発酵食品は免疫力(疫(病気)を免れる力)(邪気に対する正気)を高める食品です。

腸内善玉菌を増やす効果がありますので、食物繊維、タンパク質、VAVE、ミネラルなどとともに日々の食事に取り入れ、バランスの良い食事で腸内環境をよくし、免疫力を高めていきましょう。

食事、運動、衣類を調整して、体を温め、引き続き冷え対策を怠りませんように。

雨水(うすい)2/19〜3/5②

前回の〈キムチスープ〉の続きです。

普段あまり辛いものを食べないせいか、スープで体はとても温くなり、熱いくらいでした。

しかし、その熱さのせいで体の中の水分が蒸発してしまったかのような、

肺のあたりが乾いて、空っぽになってしまったような感じがしました。

そこで翌朝もう一度、熱いスープにキムチと豆乳を入れて少し温めて食しましたら、

乾燥した感じはありませんでした。前日と同じ条件ではありませんが、

乾燥感に関しては豆乳が効いたように思います。

豆乳:平/甘、肺の熱をとり、津液を生じさせ、喉の渇きを改善する。

 

キムチのように大熱・熱・温の体を温める食性と

発散させる辛味が勝っている食材を使うときは

体を冷やし、体を潤す豆腐(寒性)を入れるとバランスが良いように思います。

さて、今回のテーマは「肝血を充実させる」です。

体内の陽気が生長し、肝の働き(疎泄)を促すには営養(血)が必要です。

肝に血が充実していないといけませんので、血を補うものをとりましょう。

【にんじん、ほうれん草、キクラゲ、金針菜(きんしんさい…ユリ科のホンカンゾウの花のつぼみを乾燥させたもの)、棗(ナツメ)、牛肉、豚肉、レバー、ウナギ、イカ、タコ、スズキ、など】

「以蔵補蔵」で、レバー(鶏)を使います。 

〈鶏レバーとほうれん草の炒めもの〉

 レバーに下味(酒、ネギ、生姜、ニンニク、片栗粉)をつけ、ゴマ油で炒める。

ほうれん草は茹でて、適当な大きさに切り、炒めて、塩で調味。

レバーと合わせ、軽く炒める。

器に盛って水で戻したクコの実を散らす。

 

・鶏レバー:肝を養い、正常化し、夜盲症、視力低下を改善。

血を補い、貧血に効果。腎機能を高める。

・ほうれん草:血を補い、体を潤す。

・クコの実:肝と腎を滋養。

〈イカとほうれん草の生春巻き〉

イカは食べやすい大きさに切り、炒める。

ほうれん草は茹で、たべやすい大きさに切り、

生姜とともに炒め、ナンプラーを加える。

にんじんは細切りにし、塩を少し入れて軽く茹でる。

サッと水にくぐらせたライスペーパーににんじん、ほうれん草、イカ、

具材の長さに合わせて切ったアサツキをのせ、具を包む

 

・イカとほうれん草は肝経に入り血を補います。

・ほうれん草は涼性なので冷えすぎないように温性の生姜を加えます。

・米粉のライスペーパーとアサツキは気を補います。

前回紹介しました〈生姜と陳皮のごはん〉は辰巳洋さんの本からのレシピです。

お米、生姜、陳皮、絹さや、調味料だけで陽気の上昇を助け、補気し、脾に働きかける。

シンプルで充実、いいですね。

このご飯とお新香で夕飯終わり、では困りますけど…

 

陳皮の作り方

温州みかんの果皮を天日干しして、しっかり乾燥させたもの。

密閉できる容器に入れて保存。

香りがよく、消化不良、お腹の張り、吐き気、下痢などを改善。

古いほど良いそうですが、カビが出る心配もありますから、

自家製はシーズンで使い切ったほうがいいと思います。無農薬のみかんで。

私は一部を粉末にしてサラダ、漬物、汁物などにパラパラ入れています。

クコの実

めまい、眼精疲労、視力減退、腰膝のだるさに効果。滋養強壮、老化予防。

「不老長寿の実」として昔から食されています。

・クコの実を熱湯でサッと洗い、水で薄めた酢に漬ける

→体の保湿(潤い)アップ。

冷蔵庫に保存して、サラダやヨーグルトに、そのままおやつで。

・水で戻したクコの実と

・細切りにんじん、オリーブオイル、塩、レモン汁のサラダ→眼精疲労、視力低下に

・ほうれん草の白和え→目の老化防止

季節の養生〈春〉で書きました、クコと菊花のお茶→眼精疲労

五行属性表に五官(五竅)という項目があります。

これは各臓器の病気の現れやすい場所で、肝は目になります。

肝の働きが弱くなっていたり、強すぎるとそれが眼の病気に現れます。

 

眼球で「米」の字を書き、眼球を右回り、左回りさせる眼球運動は

目が疲れた時だけでなく、毎日することをお勧めします。

(正確なやり方は教室の先生に聞いてください。)

啓蟄(けいちつ)3/6〜3/20

24節気の一節気15日をさらに5日ごとに分けたものが候。

一節気15日は5日間の三つの候からなっています。

 

啓蟄の初候、次候、末候を見てみると

・蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)

・桃始笑(ももはじめてさく)

・菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

となっています。

虫も花も春を感じ取って、待ちかねたように虫は動き出し、花は咲き始めます。

春は私たちの体も肝の動きが活発になり、血を消耗しやすい季節です。

血を補い、必要な水分(津液・血・精)で体を滋養しましょう。

 

〈ほうれん草と絹サヤのごまよごし〉

ほうれん草は体に潤いを与え、血を補います。

熱をとり除きイライラ、便秘、不眠を改善。

絹サヤは胃腸の働きを高め、気を補います。むくみ、吹き出物の改善。

黒ごまは体に潤いを与え、血を補います。めまい、耳鳴り、不眠、白髪、便秘に。

ごまそのものよりも、すりごま、練りごまの方が消化吸収がよい。

 

〈黒キクラゲと卵の炒めもの〉

黒キクラゲは血を補い、気を補って血の巡りをよくします。

鶏卵は体を潤し、血を補います。

喉の渇き、空咳、不眠、精神不安、貧血、疲労、体力低下に。

 

・キクラゲ

乾物は水で戻さずに、そのままお味噌汁やスープに入れても食べられます。

食物繊維とビタミンDが豊富。貧血、免疫力のアップ、生活習慣病の予防。

春分(しゅんぶん)3/21〜4/4

徐々に弱くなっていた陰気は春分の日を境に沈み、陰と陽が転換し、

陽気が上昇していきます。

この自然の変化にあわせて、体も陰と陽の両方を補って、

体内の陰陽のバランスを整えましょう。

 

〈エビと白きくらげのスープ〉

エビは陽気を補い、腎の働きを高め、気を補います。

疲労回復、血行促進、足腰の冷えの改善。

白きくらげは陰を補い、肺を潤します。美肌効果大。咳止め。

 

白きくらげ

水で戻し、食べやすい大きさに切り、柔らかくなるまで煮ます。

・ラム酒(または白ワインなど)に漬けたクコの実、レーズンと

食べやすく切った金柑の蜜煮、白きくらげを合わせる。甘味は好みで。

・そのまま毎日のお味噌汁やスープに入れる。気づいたら肌に潤いが。

・クコの実といっしょに水から煮て、はちみつと合わせる。

喉の乾燥感、空咳に、美肌。

春は陽気でめまい、耳鳴り、のぼせ、不眠、情緒不安定、イライラ、怒りっぽいなどで悩まされます。

肝の気が上がりすぎると、体のバランスがうまく取れなくなり、このような症状が生じやすくなります。

 

貝類はタウリン、鉄、亜鉛、カルシウムなどのミネラルが豊富で、肝機能を高める作用があります。

ビタミンC(レモンなど)はミネラルの吸収を高めるので合わせて使いましょう。

旬の貝類を食べて春先の不調・不快感を少しでも解消しましょう。

〈蒸しカキと春菊の葉のサラダ〉ポン酢かけ。 
リラックス、不眠の改善。

・春菊:香りが気を巡らせ、イライラ、のぼせ、不眠などを改善。

・カキ:体を潤し補血します。不眠、精神不安、イライラ、耳鳴りの改善。


〈ホタテとセロリのスープ〉

昆布と干し椎茸でとった出汁に、干し椎茸、骨付き鶏肉、生姜、セロリ(茎)でスープに仕立て、ホタテを加えます。

・ホタテ:体を潤し、肝と腎の働きを高めます。疲労回復、老化防止。消化不良。倦怠感、めまい、のぼせ、ストレス、イライラの緩和。

・セロリ:香りが気の巡りをよくします。イライラ、めまい、不眠。

〈ハマグリとみつばのお寿司〉

・ハマグリ:体に潤いを与え、余分な熱をとり、老廃物の代謝を促します。 むくみ、のぼせ、咳の改善。梅核気。


・みつば:香りが気を巡らせる。精神安定作用。

 

〈アサリとセリのスープ〉

生姜と長ネギのみじん切りを炒める。

香りが立ったら、よく洗って砂抜きしたアサリを入れ、炒める。

お酒とお湯を注ぎ、しばらく煮る。

アサリが開いたら塩で味を整え、セリを加えて器に盛る。
 
・アサリ:余分な熱をさまし、むくみ、だるさを解消。 血を補い、怒りやすい、情緒不安を予防。貧血の改善。

・セリ:香りが気を巡らせ、ストレスを緩和。

   
アサリもセリも体を冷やす食材なので、春の冷えに備えて、生姜や長ネギも使います。

 

 

暑さ寒さも彼岸まで。本格的な春はもうすぐです。

でも、こんなこと言う方も

 

「毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは」(正岡子規)

清明(せいめい)4/5〜4/19・穀雨(こくう)4/20〜5/5

新しい年度の始まる4月は就職、異動、進学など、新しい環境への期待で心の昂りを覚える一方で、不安や緊張、精神的なストレスなどを受けやすく、胃腸の働きが低下する時期でもあります。

 

ストレスの慢性化や強い怒りは肝の働きを妨げるので、気の巡りが滞りがちになります。

・胸の脇や下腹部に脹満感、梅核気(咽喉部の異物感)などの症状が出ます。

・肝気の停滞で抑鬱状態になりやすい。

・肝気が興奮しすぎるとイライラしやすく、怒りやすくなります。

 

陽気が発散しやすいように、通りをよくし、気の巡りを改善しましょう。

【陳皮 仏手柑 三つ葉 かじき 金柑 すだち グレープフルーツ ジャスミン 

玫瑰花 小茴香 ターメリック(ウコン) サフラン など】

気の巡りが滞ると

・血の流れが悪くなり、血管に老廃物がたまると、

肩こり、頭痛がひどくなる、月経不順、月経痛、などが生じます。

血流が滞ることで生じる血の滞留、瘀血(血の塊)を取り除き、

血液の流れを促進する食材

【クレソン ザーサイ 菜の花 にら パセリ ふき グレープフルーツ 赤貝

イワシ うなぎ さば ししゃも 黒砂糖 サフラン 酢 玫瑰花 酒 など】

 

・水の巡りも悪くなり、余分な水がむくみ、めまい、頭痛などを生みます。

利尿作用のある食材

  【アスパラガス えんどう セロリ 香菜 たけのこ タラの芽 せり あさり 

ハマグリ 海藻類 あずき 黒豆 ウーロン茶 プーアル茶 コーヒー など】

春のめまい、耳鳴り、のぼせ、不眠、情緒不安定などの症状は

気圧や気温の変化による気血水の巡りが滞りがちになると生じます。

・巡りをコントロールするのは肝ですが、肝は春に弱りやすいこと、

・肝血の不足により肝の活動が活発になりすぎること、

・それによる肝血の消耗も影響します。

4月も肝の働きを正常にする食材、陰(精・血・津液など)を補うものをとり、

陰陽のバランスをとるようにしましょう。

春から夏にかけては冬の寒さに耐えるために溜め込んでいたものの解毒と代謝の時期です。

・気の巡りをよくする働きのある食材

・解毒作用が期待できる食材

【タラの芽 たけのこ 菜の花 せり ふき ふきのとう 金針菜 シジミ など】

・旬の食材の力をいただきましょう。

【たけのこ サヤエンドウ 香菜 からしな 三ツ葉 そら豆 うど つくし 蕨

ゼンマイ こごみ 蕗 行者ニンニク 菜の花 ラッキョウ 柑橘類 鯛 初鰹

アサリなどの貝類 ホタルイカ 桜エビ など】

*気血を巡らせる

・ピクルス(酢漬け) 

ピクルス液に気を巡らせる食材と好みのハーブを漬ける。

・酢:血をきれいにする 血行をよくする 食欲促進 疲労回復

消化不良・冷え・のぼせ・肌荒れの改善

漬ける食材、例えば、

・グレープフルーツ(緊張)

・セロリ(不眠 多夢) 

・トマト(気分の落ち込み イライラ)

・ピーマン(イライラ 緊張)

・うずらの卵(めまい 倦怠感)

・タマネギ(生活習慣病の予防)

たまねぎの茶色い皮は抗酸化作用が強く動脈硬化、老化を予防するケルセチンを多く含むそうです。

タマネギの皮で出汁をとって、スープなどに加えてみましょう。

 

・カレー粉

カレー粉にはターメリック(ウコン)、クミン、コリアンダー、胡椒、生姜、フェンネル、シナモン、チリーパウダーなど様々なスパイスが含まれています。

これらの香辛料の多くは、体を温めて発汗を促し、水分代謝、気血の巡りをよくする作用があります。

カレー粉を使って気血の巡りをよくしましょう。

〈サバの炊き込みご飯カレー風味〉 月経痛

炊飯器に研いだお米、カレー粉、味付け(同量の醤油・みりん・酒、千切り生姜)、

サバ水煮缶の汁を入れ、定量まで水を加える。

スライスしたタマネギとサバをのせて、炊く。

炊き上がったら器に盛り、みじん切りにしたパセリを散らす。

・サバ:補気・補血 血行促進 血瘀をとる 疲労回復 老化防止

・パセリ:香りは消化を促進 食欲不振

瘀血をとり、血液の流れを改善 美肌

・うるち米:脾胃の気を補って体力をつける ストレスの緩和

・タマネギ:血流、気の巡りを改善 瘀血を取り除く 消化の促進 胃の働きの調和

 

〈サバと香味野菜のサラダ〉 頭痛 肩こり 首こり

サバ缶のサバをほぐし(またはスライスしたシメサバ)、

クレソン、細く切った新タマネギ、

砕いたピスタチオまたはアーモンドを加え、ドレッシングで和える。

・クレソン:肝の気を整え体の熱をとる 血流を改善し瘀血を取り除く

・ピスタチオ/アーモンド:血行を促進

〈アスパラガスとクコのスクランブルエッグ〉 めまい 不眠 イライラ

アスパラガスは茹でて長さ3cm位の斜め切り。

ほぐした卵に酒・塩・醤油で味付けし、

卵液にアスパラガス、水で戻したクコを入れ、混ぜる。

熱したフライパンに流し入れ、半熟くらいで火を止め、器に盛る。

・アスパラガス:気を補う 体を潤す 余分な熱をとる 免疫力アップ

疲労回復 むくみ 不眠

・クコ:めまい 耳鳴り ふらつき

・鶏卵:体を潤す 血を補う 体力回復 不眠 多夢 精神不安

 

〈セロリと干しエビの炒め物〉 めまい 不眠 イライラ

細く切ったセロリと干しエビを醤油で炒め、鰹節をまぶす。

・セロリ:肝の巡りの改善 独特の香りは精神安定作用 

イライラ 不眠 めまい のぼせ 頭痛 耳鳴り 梅核気

・干しエビ:腎の働きを高める 補気 血行促進 めまい ふらつき

 

〈イカと三つ葉、文旦のサラダ〉 イライラ

下処理をしたイカは大きめに切り、サッと茹でる。

三つ葉は軽く茹でて、ざく切り。文旦は実を出し、大きめにほぐす。

全てをボウルに入れ、調味料(ドレッシング、めんつゆ、胡麻油、など)であえ、

器に盛る。彩りに水で戻したクコをのせる。

・三つ葉:気の巡りの改善 ストレス緩和 イライラ 喉の詰まり感 精神安定 

・イカ:補血 月経不順

・文旦:気の巡りをよくする 消化促進

*季節の解毒 

〈菜の花とあさりのお味噌汁〉

・菜の花:肝機能を整える 解毒 吹き出物 のぼせ めまい イライラ

・あさり:肝の解毒機能強化 むくみ・だるさの解消 精神安定 補血

・味 噌:脾胃の機能を高める おなかを温める 二日酔いの解消

 

〈タラの芽とホタルイカのゴマ味噌和え〉

洗って下処理をしたタラの芽は塩を加えてさっと茹で、冷水にとる。

熱を冷まし、水気を切る。

タラの芽とホタルイカをゴマ味噌(+マヨネーズ)で和える。

・タラの芽:香が気を巡らせる 老廃物の排出 むくみ

・ホタルイカ:補血 月経不順 疲労回復

*肝の気の巡りを整え、胃腸の働きを高める。

〈グリンピースのウコンご飯〉

・ウコン(ターメリック):気血の巡りをよくする 月経痛 腹痛の改善

・グリンピース:胃腸の調子を整える 気を補う 解毒 むくみの緩和

・うるち米:脾・胃の気を補って体力をつける ストレスの緩和

 

新しい環境で心身ともに疲れた体に

*疲労回復 免疫力アップ

〈アスパラガスと黒キクラゲ、鶏むね肉のスープ〉

鶏ガラでとったスープにアスパラガス、茹でたきくらげ、鶏むね肉、

縦半分に切って水で少し戻して種を取り除いたなつめ、

好みのキノコや野菜も入れて煮込む。

・アスパラガス:補気 滋陰 余分な熱をとる 免疫力アップ

・キクラゲ:補気 補血 免疫力アップ 

・鶏肉:補気 疲労回復

・なつめ(干):補気補血 疲労回復 精神安定 不眠 多夢 食欲不振

お天気の良いお休みの日には近所を探検散歩。

お弁当持って、ちょっと遠出のハイキング。

広い公園があれば大きな声で歌を、おしゃべりを。

寝っ転がって空をみて、草木土の匂いのなかでお昼寝。

風を感じながら、気功を!

さて次回

〈季節と養生〉は《夏》季節の特徴です。
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